【海外】『マトリックス』から『ジョン・ウィック』まで代表作がずらり!批評家が選ぶ、キアヌ・リーヴスの“フレッシュ”10チョイスはこちら


キアヌ・チャールズ・リーブス(Keanu Charles Reeves, 1964年9月2日 - )は、俳優。レバノンで生まれ、カナダのトロントで育った。『スピード』や『マトリックス』シリーズ、『ジョン・ウィック』シリーズの主演で知られる。 9歳のとき、演劇『くたばれ
29キロバイト (2,115 語) - 2021年12月17日 (金) 15:57


親日家としても、有名ですよね。

青春スターとして注目を集め、やがて代表作を得て大きなブレイクを果たす。現在ハリウッドで活躍するスター俳優のなかでそのような歩みを重ねてきた俳優は決して少なくない。しかし20代と30代でまったくカラーの異なる代表シリーズを得て世界的な名声を獲得し、50代になってから新たな代表シリーズを手に入れて人気にさらなるブーストをかけ、正真正銘のアクションスターに上り詰めた俳優というのは、キアヌ・リーヴスをおいてあまり聞いたことがないだろう。

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1964年にレバノンで生まれ、日本を代表するアクションスター・千葉真一の出演作から絶大な影響を受けて育ち、その後俳優デビュー。コメディからアクション、あらゆるジャンルの作品で絶妙な存在感を示してきたリーヴスの出演映画はすでに65本を超える。本稿ではそのなかから、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価が高い10作品を一挙に紹介していきたい。


「ロッテンン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレ
ビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。

それでは、キアヌ・リーヴス出演映画のフレッシュな作品10傑を挙げてみよう。


■94%フレッシュ『スピード』(94)


■93%フレッシュ『危険な関係』(88)


■91%フレッシュ『バックマン家の人々』(89)


■90%フレッシュ『から騒ぎ』(93)


■89%フレッシュ『ジョン・ウィック:チャプター2』(17)


■89%フレッシュ『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)


■88%フレッシュ『リバース・エッジ』(86)


■88%フレッシュ『マトリックス』(99)


■86%フレッシュ『ジョン・ウィック』(14)


■82%フレッシュ『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(20)


最も高い評価を獲得しているのは、キアヌ・リーヴスの名を世に知らしめたヤン・デ・ボン監督の大ヒット作『スピード』の94%フレッシュ。ロサンゼルスを舞台に、時速80キロを下回ると爆発する爆弾を路線バスに仕掛けた爆弾魔と、それを阻止するためにバスに乗り込んだリーヴス演じるSWAT隊員のジャックの熾烈な攻防がノンストップで展開していくアクション大作だ。

その大ヒットを受けて続編『スピード2』(97)も製作されたが、リーヴスは出演せず。当時は別の作品への出演が決まっていたことを理由としていたが、近年になって2作目の脚本に惹かれなかったからであると告白。そのリーヴスの読み通り、2作目の興行成績は1作目の半分にも満たず、批評家からの評判も壊滅的なものとなった。



上位には『スピード』よりもさらに以前に出演したキャリア初期のタイトルが並ぶ。スティーヴン・フリアーズ監督の『危険な関係』や、ロン・ハワード監督の『バックマン家の人々』、ケネス・ブラナーが監督・主演を務めた『から騒ぎ』。また上位10本に入らなかった作品でも、キャリア初期にはフランシス・フォード・コッポラ監督やベルナルド・ベルトルッチ監督、ガス・ヴァン・サント監督の作品に出演しており、早い段階で名だたる監督たちから認められていたことがよくわかる。

そんなリーヴスと言えば、前述したように3つの代表シリーズに触れずにはいられない。まずはアクションスターとしてその名を轟かせた「マトリックス」シリーズと、同作でスタントマンを務めていたチャド・スタエルスキがメガホンをとった「ジョン・ウィックシリーズ。そしてキャリア初期に出演し、2020年に約30年ぶりに復活した「ビルとテッド」シリーズ。SF、アクション、コメディと娯楽性が極めて高いジャンルでそれぞれ代表作を持つことが、リーヴスの人気を下支えしているのだろう。

そのなかでも特に目を見張るのは、「ジョン・ウィック」シリーズの既存3タイトルすべてが高評価を獲得していることだ。マーシャル・アーツやカンフーなどを取り入れた硬派なアクションと、数々の伝説を残す孤高で凄腕の殺し屋というジョン・ウィックキャラクター設定が見事にリーヴスのイメージマッチし、「マトリックス」以降なかなか作品に恵まれなかったリーヴスの“救世主”となったことは言うまでもない。ちなみに『マトリックス:レザレクションズ』(日本公開中)には、スタエルスキがさりげなく出演しているのも両シリーズのつながりの深さを感じさせる。


その「ジョン・ウィック」は第4作が2023年公開に向けて編集作業が行われている真っ最中であり、第5作も準備中と、まさにリーヴスのキャリアにおける最重要作品となりつつある。また2022年公開予定のDCのアニメ映画『DC League of Super-Pets』への声の出演も決まっているリーヴス。DC作品とリーヴスの組み合わせといえば、カルト的人気を誇る『コンスタンティン』(05)があり、リーヴス自身はその続編にも強い意欲をのぞかせているとか…。また新たな代表シリーズが誕生するのか、期待しながら今後の活躍に注目していきたい。

文/久保田和馬


3つの代表シリーズを持つ男、キアヌ・リーヴスの高評価リストをチェック!/写真:EVERETT/アフロ


(出典 news.nicovideo.jp)

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