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「タイタニック」の悲劇はなぜ『銀河鉄道の夜』に描かれたのか  一人の日本人乗客が結ぶ2つの“残されたものの物語”


タイタニック』(原題:Titanic)は、ジェームズ・キャメロン監督・脚本による1997年のアメリカ映画。興行収入は、全世界で21.9億ドルに達し、『ジュラシック・パーク』(1993年)を抜いて世界最高興行収入を記録した。第70回アカデミー賞では、歴代最多の14部門でノミネートされ、作品賞を含む歴代最多の11部門で受賞した。
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単純に好きな映画の一つ

 1997年に公開された映画『タイタニック』は全世界で約22億ドル(約2400億円)もの興行成績を上げた大ヒット作である。

 この『タイタニック』と奇妙な縁がある作品が、1985年に公開されたアニメ映画銀河鉄道の夜』だ。この縁は“偶然の産物”でしかないのだけれど、そこを意識しながら2つの映画を見ると、それぞれの作品がより立体的に楽しめるようになる。では2つの映画が、どんな縁で結ばれているか順番に紐解いていこう。

1912年4月10日タイタニック出港の日

 全ての始まりは1912年4月10日。豪華客船タイタニック号は、アメリカニューヨークを目指して、イギリスサウサンプトン港から初航海に出発した。航海は順調に進むかに思えたが、出発して4日後に事態は暗転する。タイタニックは接近してきた巨大な氷山と接触したのだ。

 関係者を始め誰もが“不沈船”と信じていたタイタニック号だが、この衝突から2時間40分後の15日2時20分、北大西洋に沈没することになる。同船には2200人余りが乗っていたが、そのうち1513人が死亡することになった。これは1912年時点で史上最悪の海難事故だった。

海に眠って70年以上…キャメロン監督との「邂逅」

 1985年アメリカフランスの合同探検隊を組織した海洋考古学者のロバートバラードは、深海にタイタニックの沈没地点を発見する。バラードの潜水調査はドキュメンタリーが制作され、その映像は、かねてから海の世界やタイタニック号に関心を持っていたジェームズ・キャメロン監督を大いに刺激することになる。

 そうしてキャメロン監督はまず、深海を舞台にしたファーストコンタクトSF『アビス』(1989年)を発表する。だがその一方で1987年の時点で、キャメロン監督は既にタイタニック号に関する企画メモを記していたという。メモの内容は次の通り。

〈「シーンの最初と最後に潜水艦を使って撮った現在の沈没船の映像を入れて、ブックエンドのように物語をはさむこと。そこから生存者の思い出をたどるようにして、沈没のあった夜を再現すること。人間性が試される、大きな試練。ゆっくりと、しかし着実に迫ってくる運命(比喩)。死んでいく男たちと、当時の習慣により助けられる女たちと子供たち。そこに生まれた数々のドラマチックな別れの瞬間。勇気ある英雄と、卑怯な小心者。文明人としての礼儀と、動物的な本能の拮抗。これらのすべての背景として、ミステリー、あるいはしっかりとした筋のある物語が織り込まれる必要あり」(『タイタニック ジェームズ・キャメロンの世界』ポーラ・パリージ、訳:鈴木玲子、ソニーマガジンズ)〉

「船上の『ロミオとジュリエット』」の物語へ

 後にこの「しっかりとした筋」の部分に、「船上の『ロミオとジュリエット』」というコンセプトが持ち込まれることになる。さらにキャメロン監督は、沈没する実際のタイタニック号の映像を撮影して映画に使うことも実現してしまうのだった。

 キャメロン監督は「船上の『ロミオとジュリエット』」の物語を劇的に構成するため、社会的階級と沈没時の運命の両極端を象徴する人物を配置することを考えた。そこで生存率の低かった三等船室の男性と、生存率が高い一等船室の女性という正反対の立場の2人の物語として脚本を書き上げた。

ジャック」と「ローズ」の間にいた一人の日本人乗客

 この時、史実のタイタニックでは、やはり生存率の高くない二等船室に唯一の日本人客が乗船していた。鉄道官僚として留学先のロシア・サンクトペテルグルクから帰国途中だった細野正文である。

 奇跡的に生還した細野正文だったが、帰国後は、女性や子供を優先せず助かったという理由で誹謗中傷にさらされることにもなったという。その汚名がそそがれることになったきっかけは、映画『タイタニック』公開に合わせて、RMSタイタニック社が、細野正文が残した遭難の手記を踏まえつつ行った調査だったそうだ。それにより細野正文は、決して卑怯な手段でボートに乗ったのではないということが明らかになったという。

銀河鉄道の夜』に描かれた「タイタニック号の遭難」

 一方、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にタイタニック号の遭難を思わせるくだりがあるのは有名な話だ。

 ケンタウル祭の夜、丘の上で孤独に佇んでいたジョバンニ少年は、突如姿を現した銀河鉄道に乗り旅に出ることになる。気がつくと隣の席には友人のカンパネルラもいる。やがてここに「氷山にぶつかって沈んだ船」に乗っていた家庭教師の青年と姉弟の3人連れが加わることになる。

 青年はジョバンニたちに自分たちが体験する沈没の様子を語って聞かせる。そこに「どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。」というくだりがでてくる。

推敲過程に残された「タイタニック沈没時に演奏された賛美歌

 完成した『銀河鉄道の夜』の原稿中では何を歌ったかは明確に書かれていなかったものの、推敲の過程では「主よみもとに近づかん」という言葉が書かれていたバージョンもあるという。このフレーズは、賛美歌320番の冒頭の一節で、タイタニック号が沈没する時に楽団が演奏していた曲といわれている。

 タイタニック号の遭難が1912年で、宮沢賢治1896年生まれなので、遭難当時は15歳。『銀河鉄道の夜』の執筆開始は12年後の1924年ごろなので、報道かなにかで知ったタイタニックエピソードを取り入れたのだろう。1925年1月に書かれた詩「今日もまたしやうがないな」の中に

〈まるでわれわれ職員が

タイタニックの甲板で

Nearer my God か何かうたふ

悲壮な船客まがひである〉

 という一節が出てくる。

 この賛美歌が本当に沈みゆくタイタニック号で演奏されていたかどうかは現在では疑わしいとされているようだが、映画『タイタニック』でも沈没が進む中、楽団が甲板でこの曲を演奏するシーンが描かれていた。

アニメ銀河鉄道の夜』で描かれた「4本の煙突を持つ豪華客船」

 そして脚本・別役実と杉井ギサブロー監督の手によってアニメ化された映画『銀河鉄道の夜』でも、こうしたいきさつを踏まえ、賛美歌320番(映画の中では当時の言い方に従い306番と呼ばれている)が使われている。また映画独自のアレンジとして、序盤でジョバンニが働く活版所で印刷しているものに、タイタニックらしき煙突を4本持った豪華客船の写真が載っている様子も描かれている。

 このアニメ映画は、漫画家ますむらひろしが漫画化した宮沢賢治作品に着想を得て、登場人物をネコで表現しているのが特徴だ。ただし家庭教師の青年と姉弟だけは人間として描かれている。杉井監督がネコのキャラクターを採用したのは、それによってキャラクターが抽象化される効果を狙ったからだ。だから、ますむらの描いた『銀河鉄道の夜』では、ネコたちは服を着ているが、アニメ映画では抽象化のために衣装はミニマムに抑えられている。一方で、家庭教師と姉弟があえて人間で描かれたのは、ネコによる抽象化とは逆に生々しさがほしかったからだという。

細野正文の孫・細野晴臣と「タイタニック」の奇縁

 この映画『銀河鉄道の夜』の音楽を担当したのは音楽家細野晴臣。実は細野晴臣は、奇しくも、タイタニック遭難から生還した細野正文の孫である。賛美歌は、映画のために創作された人物・盲目の無線技師が、ノイズまみれの遭難信号の中にこの歌を聞き取るシーンで初登場し、青年の回想で沈没の様子が語られる時に印象的に使われる。

 細野はどんな思いで賛美歌320番をアレンジしたのか。そして、果たして細野正文は船上で賛美歌306番を聞いたであろうか。

宮沢賢治が『銀河鉄道の夜』に「タイタニック」を描いた理由

 原作である『銀河鉄道の夜』に話を戻そう。では、宮沢賢治はどうしてタイタニックエピソードを導入したのだろうか。

 家庭教師の青年は、沈没するときの状況を以下のように語る。

「そこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押しのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たち(引用者注・姉弟)をお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。」

 また、そうして銀河鉄道に乗ることになった姉は、ジョバンニとカンパネルラにサソリの物語を教える。それは、イタチから逃げて井戸に落ちたサソリが死ぬ間際に、どうしてイタチにこの身を食べさせなかったのだろう、と悔いる内容だ。

「どうしてわたしわたしのからだをだまっていたちに呉(く)れてやらなかったろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。私の心をごらん下さい。こんなにむなしく命をすてずどうかこの次にはまことのみんなの幸(さいわい)のために私のからだをおつかい下さい。」

 姉は、夜空に赤く燃えている「サソリの火」は、このサソリの体が燃えているものだとこの話を締めくくる。

 宮沢賢治は、さまざまな作品の中のみならず、生活の中でも「皆の幸福のための自己犠牲」という思想を追求していた。そこから考察するに、タイタニックエピソードも個人の幸福と全体の幸福の関係を語るための重要なピースとして作中に導入されたと考えることができる。

銀河鉄道の夜』と『タイタニック』 2つの物語に共通するもの

 そして、ここで『銀河鉄道の夜』と『タイタニック』は再び繋がってくる。この2つの物語は、ともに旅をしてきた相手の自己犠牲的な死と、それによる別離が描かれており、内容は異なれど、構造的に似ているのだ。ここで自己犠牲“的”としたのは、ジャックもカンパネルラも死ぬことを目的にはしていないからだ。

 どちらもまず無私の行動があり、その結果として、2人は命を落としている。それはこの2つが、結果として死んでしまった相手から何を受け取ったのか、という「残されたもの」の物語であるということでもある。

ローズが口ずさんだ歌と彼女の“飛翔”

タイタニック』でジャックは、海上に浮いたドアにローズを優先して乗せ、「必ず生き延びると約束してくれ」と励ます。救助を待つ間、ローズは朦朧とした意識の中、自分をタイタニック号の舳先に立たせてくれた時、ジャックが歌っていた「Come Josephine In My Flying Machine」を口ずさむ。これは1910年のヒット曲で、男性がジョゼフィーヌという女性を飛行機に誘う内容だ。

 階級のしがらみに縛られ窮屈な思いをしていたローズにとって、ジャックというのは自分が“飛べる”ということを気付かせてくれた存在だった。「Come Josephine In My Flying Machine」の歌詞に出てくる男性のように、ローズを飛翔へと誘うジャック。この歌を口ずさむ彼女の視線の先には、無慈悲なまでに美しい天の川が広がっている。自分には決して手が届かないかもしれないはるかかなたの空。その時、救助に戻ってきた救命ボートの明かりが見える。この時、ジャックは既に息絶えていた。

 ここでローズはついに自分で“飛ぶ”。凍えた体に鞭打ってドアを降り海に入って、死体が持っていた呼子を吹き、ボートを呼び戻すローズ生きるために自ら選択し行動すること。海に沈んでいくジャックローズが呼びかけた「あなたを忘れない」という言葉は、単なる「初恋の永遠性」ではなく、「あなたが教えてくれた“私は飛べる”ということを私は忘れない」ということでもあるのだ。

ジョバンニとカンパネルラの「どこまでもどこまでも一緒に」

 一方、『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカンパネルラの別れは突然にやってくる。

 家庭教師と姉弟も銀河鉄道を降り、再び2人きりになるジョバンニとカンパネルラ。だが、原作では、ジョバンニが「どこまでもどこまでも一緒に行こう。」と話しかけた瞬間、既にカンパネルラの姿は消えている。映画では、カンパネルラは客車から歩み去り、ジョバンニはその後姿を追いかけても追いつくことができない。

 そこでジョバンニは目を覚ます。丘を降りていくとジョバンニは、カンパネルラが級友を救うために川に落ちたことを知らされる。

 映画はここでジョバンニの「ああ、僕はカンパネルラがあの銀河のはずれにいることを知っている。僕はカンパネルラと一緒に歩いてきたんだ」という台詞を加えている。この時画面は、川面から橋ごしに天の川を見上げる映像を通じて、地上の川と天の川が繋がっていることを示す。

 その後、原作ではまだいなくなる前のカンパネルラに語りかけた内容が、「僕はもう、あのサソリのように、ほんとうにみんなの幸せのためなら、僕のからだなんか百ぺん焼いてもかまわない。カンパネルラ、どこまでもどこまでも一緒に行くよ」と少し改めてモノローグで語られることになる。

 原作は、ジョバンニが「どこまでもどこまでも一緒に行こう。」と呼びかけた後、カンパネルラが「あすこがほんとうの天上なんだ」と車窓の外を指差すが、ジョバンニにはそこが「ぼんやり白くけむっているばかりどうしてもカムパネルラが云ったように思われませんでした。」というふうに見えている。この断絶のまま原作は物語の終幕へと入っていく。

 これに対し、映画は2人の潜在的な認識のギャップを描きつつも、その後に「どこまでもどこまでも一緒に行くよ」と台詞を置いたことで、「選ぶ道は違えど、理想は同じ」という意味合いが前面に出て物語を締めくくることになった。

残されたものと、先に逝ったもの

 このアニメ映画ジョバンニの「どこまでも一緒に行くよ」は、『タイタニック』の「あなたを忘れない」という台詞と響き合っている。残されたものは、先に逝ったものから何かを受け取っている。それを忘れない限り、死者は死ぬことはないのである。

映画『銀河鉄道の夜』は最後に「ここよりはじまる」というテロップで締めくくられる。この言葉は、ニューヨークに到着し、自由の女神を見上げるローズの人生にも、まさに当てはまる言葉だ。「ここよりはじま」り、彼女は十分に生きることになる。

 そんなローズの人生を思う時、では少年ジョバンニは、その後、どのような人生を生きたのだろうかという答えのない問いも頭に浮かんでくる。ローズのように老いて、それでもなおカンパネルラのことを忘れることはなかっただろうか。ローズが夢でジャックと再会するように、夢でカンパネルラと会うことはあったであろうか。

タイタニック』と『銀河鉄道の夜』は、決して似ている映画ではない。でも細野正文のつなぐ縁をきっかけにして並べて見ると、お互いを照らし出すような要素がそこここにちりばめられているのである。

◆◆◆

【参考資料】
タイタニック ジェームズ・キャメロンの世界』(ポーラ・パリージ、訳:鈴木玲子、ソニーマガジンズ)
宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人』(今野勉、新潮社
アニメーション宮沢賢治 銀河鉄道の夜設定資料集 増補新装版』(復刊ドットコム)
タイタニック 祖父の真実』Webナショジオ

(藤津 亮太)

©️世界中で大ヒットした映画『タイタニック』。物語のテーマになったタイタニック号の沈没は、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の中にも描かれている ©️getty


(出典 news.nicovideo.jp)

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【映画】フランス映画界のサラブレッドが明かす、『ラブ・セカンド・サイト』を生んだ運命的な“化学反応”とは?


『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(ラブセカンドサイトはじまりははつこいのおわりから、Mon inconnue)、2019年のフランス・ベルギーの恋愛ファンタジー映画。監督ユーゴ・ジェラン(フランス語版)、出演フランソワ・シヴィルとジョセフィーヌ・ジャピなど。 ラファエル:
5キロバイト (259 語) - 2021年4月24日 (土) 03:27


久々にフランス映画観たい🎬

「いま一緒に暮らしている妻と出会ってなかったら、僕はどんな人生を送っていたのだろうと不安に思うことがあります。たとえばそれが男だろうと女だろうと、また最愛の人でも同僚でも親友でもいい。“この人と出会わなかったら人生はどうなっただろう”という疑問の答えを探しているうちに、この映画の企画ができあがっていったのです」

【写真を見る】古典の名作から『アバウト・タイム』まで!『ラブ・セカンド・サイト』に影響を与えたラブコメ映画とは

フランスの映画サイト「ALLOCINE」が選んだ2010年代ロマンティック・コメディ映画ランキングで1位を獲得したファンタジックなラブストーリー『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(5月7日全国順次公開)。メガホンをとったユーゴジェラン監督は、主人公が自身と最愛の人の立場が逆転した"もう一つの世界"へと迷い込むというユニークな設定を持つ本作が生まれた経緯を明かしながら、その制作の過程にあったいくつもの運命的な“化学反応”を振り返っていく。

本作は小説家を目指すラファエルが、同じ高校に通うオリヴィアと運命の出会いを果たすところから始まる。やがて2人は結婚し、ラファエルベストセラー作家として大成功。一方でオリヴィアは小さなピアノ教室を開き、ピアニストとしての成功を夢見ながらラファエルとのすれ違い生活に孤独を感じていた。ある日2人は大喧嘩になり、翌朝目を覚ましたラファエルは、自分がしがない中学教師になり、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する"もう一つの世界"に迷い込んでしまう。しかもその世界のオリヴィアは、ラファエルのことを知らなかった…。

ジェラン監督は、ジャック・ベッケル監督の『エドワールとキャロリーヌ』(51)やルイ・マル監督の『好奇心』(71)などで知られるフランス映画界の名優ダニエルジェランを祖父に持ち、父親は俳優やプロデューサーとして活躍したグザヴィエ・ジェランという名門一家で生まれ育ったフランス映画界のサラブレッド。長編監督デビュー作となった『Comme des frères』(12)で第38回セザール賞新人監督作品賞にノミネートされ、続く『あしたは最高のはじまり』(16)がフランス国内で大ヒットを記録。本作が長編映画の監督としては3作目となる。

「もともと描きたかったのはラブストーリーで、そこにちょっとだけファンタジックなSF要素を付け加えることに興味がありました。ラブストーリーでありながらコメディでもあり、さらにプラスアルファといったように、いくつものジャンルを混ぜ合わせることで、とても豊かな作品になるということを確信していました」と語ると、本作を手掛ける上で影響を受けた作品として“ラブストーリー”と“コメディ”、“ファンタジー”の3つのジャンルが融合した秀作のタイトルを次々と列挙していく。

ビル・マーレイが主演を務め、同じ1日を繰り返していく男の姿を描いた『恋はデジャ・ブ』(93)をはじめ、スタイリッシュな映像表現で恋愛の記憶をたどっていく『エターナルサンシャイン』(04)。タイムリープ作品として日本でも人気の高い『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(13)から、AIとの恋を描いた『her/世界でひとつの彼女』(13)、そして古典の名作『素晴らしき哉、人生!』(46)まで。「物語をファンタジーに載せると、人間のシンプルな側面が映画的なものになっていきます。それぞれのジャンルの規則のようなものをリスペクトしながら、本作に取り入れていきました」。

構想から実現までに要した期間は約10年。「まずは時間をかけてストーリーを練り上げていきました。最初はダヴィド・フェンキノスと一緒に書き始めたのですが、この時はまだ期が熟していなかったのでしょう。現実感のある話に落とし込むことができませんでした。それから1年半経って、今度はベンジャミン・パレンとタッグを組みました。ダヴィドと考えたアイデアを残しつつも一からやり直して、草稿を仕上げてからプロデューサーステファヌ・セレリエも加わり、キャラクターや全体の雰囲気、テーマなどについて話し合っていきました」と、作品の輪郭が見えてくるまでの試行錯誤を振り返る。

そして「いざ脚本やセリフを書く段階で、今度は以前僕がプロデュースしたドラマシリーズで知り合ったイゴール・ゴッテスマンに協力してもらいました。現実ベースのディテールを大事にしながらも、笑いが満載の情感たっぷりのラブコメをやりたいと思い、そしてなによりもコメディロマンスが同じくらいのバランスで成立する映画を目指しました。セリフも笑えるシチュエーションも心情描写も充実している脚本を妥協せずに追求するために、何バージョンも脚本を書いていきました。その甲斐あって、笑いながら『愛している』と言えるような脚本になりました」と、何人ものアイデアがひとつになって形作られていったことを明かす。1人でも欠けていたらまったく異なる映画になっていたかもしれない。それはまさに本作のテーマにも通じる運命的なものと言えよう。

また本作ではもうひとつ、主人公カップルを演じるフランソワ・シビルとジョセフィーヌ・ジャピの息ぴったりの掛け合いが作品の魅力を高める重要な役割を果たしている。本作の撮影を通じて、私生活でも交際に発展したというシビルとジャピ。ジェラン監督はクランクイン前に2人と一緒にプラハへとでかけ、同じアパートで数日間を過ごしたという。「一緒に時間を共有することによって化学反応を起こすことが、本作ではとくに重要でした。もっともそれは自然に発生するものなので、大きな賭けでもありました」。

その“化学反応”を逃さないため、ジェラン監督はプラハにプロ仕様のカメラを持ち込み自ら2人の姿を撮影したという。「彼ら2人をカップルとして撮ろうとあらかじめ決めていました。2人にはまだやりにくければ遠慮なく言ってくれとお願いしましたが、想像よりも早く求めていたような化学反応は生まれました。そこで撮影した映像は、実際に本編の序盤シーンラファエルオリヴィアの10年間を一気に見せるシーンで使っています」と、大きな賭けに成功して生まれた唯一無二の瞬間に、たしかな手応えをのぞかせていた。

構成・文/久保田和馬

『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』の制作過程をユーゴ・ジェラン監督が語る!/[c]2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS


(出典 news.nicovideo.jp)

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【朗報】【『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』日本公開日が8月6日に決定 本予告&ポスタービジュアル公開 ★


ワイルドスピード』(原題: The Fast and the Furious)は、2001年公開のアメリカ映画。ロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリート・レーサーたちを題材としたカーアクション映画である。当時のアメリカのストリート・レース文化にのっとり、スポーツコンパ
32キロバイト (4,074 語) - 2021年3月16日 (火) 11:49


予告編を以前見てから、だいぶ経ちますがやっとですね〜。

全世界累計興収5000億円を突破という規格外の人気を誇り、常識に囚われず度肝を抜くアクションを繰り広げ、映画史を代表する一大シリーズの一つになった“ワイスピ”の最新作『ワイルド・スピードジェットブレイク』の日本公開日が8月6日(金)に決定。合わせて本予告とポスタービジュアルが公開となった。

監督は、6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)以来、ファン超待望のシリーズ復帰となるジャスティン・リン。主人公ドミニク・トレット役のヴィン・ディーゼルをはじめ、オリジナルファミリーの面々がカムバックを果たし、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)でファミリーの前に立ちはだかったサイファーシャーリーズ・セロン)や、誰も予想しなかった前代未聞のサプライズとしてハン(サン・カン)も再登場。そしてファミリーの絆を揺るがす新たな敵でありドミニクの弟ジェイコブ(ジョン・シナ)も参戦し、世界中を巻き込む新たな戦いの幕がついに開く。

昨年公開された『ワイルド・スピードジェットブレイク』予告映像では車が戦闘機と空中でマグネット合体。それを追うようにドムの運転する車も崖から飛び立ち、ワイヤーを前輪に絡ませて空中フルスイングチェイスと、すでに前代未聞のぶっ飛びアクションを垣間見せていたが、この度スケールアップした本予告映像が公開となった。
シリーズ史上最も常識が通じない敵・ジェイコブに勝つために「速い車が必要だ」と言うドム。見つけ出したのがボロい小型車にロケットエンジンを搭載した代物。ジャンボジェットに追いつくスピードを出す魔改造マシンで果たしてどうやって勝つというのか。市街地でのカーアクションシーンでは、車に超強力磁石を搭載し、磁石の反発力で敵車両を次々と大破させていく。ドムの愛車ダッジチャージャーオレンジトヨタスープラマグネットパワーで巨大装甲車の前輪を両サイドから固定しぶっ飛ばす様は圧巻だ。

また、苦楽を共にしてきたファミリーの面々も知らなかったドムの弟・ジェイコブの存在。最強の男ドムの弟の強さは計り知れない。「計画がある」と口にし、ロケットの発射を見つめるジェイコブの魂胆とは一体何なのか。さらには「世界を破滅させる兵器」の存在もほのめかされる。前作『ワイルド・スピードICE BREAK』から引き続き登場の悪女サイファーとの繋がりもあるようだ。

そして「弟はオレが止める!」ジェイコブの恐ろしい計画を全力で阻止するドム。ファミリーもまた「お前の問題は俺たちの問題だ」と世界を股にかけた戦いに身を投じていく。ドムの指示で仲間を集めるファミリー。東京の街中で襲われるレティとドムの妹ミアを救ったのは、なんと『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』(2006)で死んだはずのファミリー、ハン。彼が生きている謎も本編で明らかになる。
合わせて公開となったポスタービジュアルは「ドム=黒」「レティ=赤」「ローマン=黄色」「テズ=緑」「ミア=ピンク」とそれぞれのイメージカラーの煙を立ち昇らせながら、お馴染みのファミリーたちが再集結した姿が描かれたデザイン。それぞれの愛車と共に鋭く向けられた視線は、再びファミリー一丸となって新たな敵に立ち向かう強い覚悟とともに、いざ再び戦いの狼煙を上げるインパクト満天な仕上がりに。世界中を駆け巡る物語の中で、懐かしい顔ぶれが再集結したり、かつての敵が再び現れたりと、衝撃の展開が待ち受けている。

ワイルド・スピードジェットブレイク』本予告


ワイルド・スピードジェットブレイク
8月6日(金)より日本公開

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』


(出典 news.nicovideo.jp)

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豪華客船タイタニック号や1912年4月14日深夜に起こった同船の沈没事故を題材にした映画は何本も製作されている。以下に一覧を記す。 Saved From The Titanic (1912年5月14日、アメリカ) 監督:エティエンヌ・アノー、脚本・主演:ドロシー・ギブソン タイタニック
20キロバイト (2,586 語) - 2020年8月26日 (水) 14:08



(出典 d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net)


知られざる事実でしたね。大事に至らず良かったです。

【【映画】『タイタニック』撮影中ディナーに薬物混入 50人クルーが搬送されていた!】の続きを読む


アメリカのスペースオペラである『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第5作品目で、アナキン・スカイウォーカーを主人公とする新三部作の第2章『エピソード2』に当たる。 青年に成長したアナキンの苦悩や、パドメ・アミダラとの禁じられた恋愛、そして『スター・ウォーズ
20キロバイト (2,195 語) - 2020年12月15日 (火) 19:49



(出典 starwars-fan.com)


美男美女ですね〜。この頃のスターウォーズが良かった。

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トップガン』(Top Gun)は、1986年のアメリカ映画。アメリカ海軍の戦闘機パイロットの青春群像を描いた航空アクション映画。 1986年度の全米興行成績1位を記録し、主演のトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りを果たした。助演のヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ティム・ロビンスら、若手俳優の出世作としても知られる。
35キロバイト (3,756 語) - 2020年7月18日 (土) 12:27



(出典 www.cinemacafe.net)


えー!うっそーん!!

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