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映画


「タイタニック」の悲劇はなぜ『銀河鉄道の夜』に描かれたのか  一人の日本人乗客が結ぶ2つの“残されたものの物語”


タイタニック』(原題:Titanic)は、ジェームズ・キャメロン監督・脚本による1997年のアメリカ映画。興行収入は、全世界で21.9億ドルに達し、『ジュラシック・パーク』(1993年)を抜いて世界最高興行収入を記録した。第70回アカデミー賞では、歴代最多の14部門でノミネートされ、作品賞を含む歴代最多の11部門で受賞した。
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単純に好きな映画の一つ

 1997年に公開された映画『タイタニック』は全世界で約22億ドル(約2400億円)もの興行成績を上げた大ヒット作である。

 この『タイタニック』と奇妙な縁がある作品が、1985年に公開されたアニメ映画銀河鉄道の夜』だ。この縁は“偶然の産物”でしかないのだけれど、そこを意識しながら2つの映画を見ると、それぞれの作品がより立体的に楽しめるようになる。では2つの映画が、どんな縁で結ばれているか順番に紐解いていこう。

1912年4月10日タイタニック出港の日

 全ての始まりは1912年4月10日。豪華客船タイタニック号は、アメリカニューヨークを目指して、イギリスサウサンプトン港から初航海に出発した。航海は順調に進むかに思えたが、出発して4日後に事態は暗転する。タイタニックは接近してきた巨大な氷山と接触したのだ。

 関係者を始め誰もが“不沈船”と信じていたタイタニック号だが、この衝突から2時間40分後の15日2時20分、北大西洋に沈没することになる。同船には2200人余りが乗っていたが、そのうち1513人が死亡することになった。これは1912年時点で史上最悪の海難事故だった。

海に眠って70年以上…キャメロン監督との「邂逅」

 1985年アメリカフランスの合同探検隊を組織した海洋考古学者のロバートバラードは、深海にタイタニックの沈没地点を発見する。バラードの潜水調査はドキュメンタリーが制作され、その映像は、かねてから海の世界やタイタニック号に関心を持っていたジェームズ・キャメロン監督を大いに刺激することになる。

 そうしてキャメロン監督はまず、深海を舞台にしたファーストコンタクトSF『アビス』(1989年)を発表する。だがその一方で1987年の時点で、キャメロン監督は既にタイタニック号に関する企画メモを記していたという。メモの内容は次の通り。

〈「シーンの最初と最後に潜水艦を使って撮った現在の沈没船の映像を入れて、ブックエンドのように物語をはさむこと。そこから生存者の思い出をたどるようにして、沈没のあった夜を再現すること。人間性が試される、大きな試練。ゆっくりと、しかし着実に迫ってくる運命(比喩)。死んでいく男たちと、当時の習慣により助けられる女たちと子供たち。そこに生まれた数々のドラマチックな別れの瞬間。勇気ある英雄と、卑怯な小心者。文明人としての礼儀と、動物的な本能の拮抗。これらのすべての背景として、ミステリー、あるいはしっかりとした筋のある物語が織り込まれる必要あり」(『タイタニック ジェームズ・キャメロンの世界』ポーラ・パリージ、訳:鈴木玲子、ソニーマガジンズ)〉

「船上の『ロミオとジュリエット』」の物語へ

 後にこの「しっかりとした筋」の部分に、「船上の『ロミオとジュリエット』」というコンセプトが持ち込まれることになる。さらにキャメロン監督は、沈没する実際のタイタニック号の映像を撮影して映画に使うことも実現してしまうのだった。

 キャメロン監督は「船上の『ロミオとジュリエット』」の物語を劇的に構成するため、社会的階級と沈没時の運命の両極端を象徴する人物を配置することを考えた。そこで生存率の低かった三等船室の男性と、生存率が高い一等船室の女性という正反対の立場の2人の物語として脚本を書き上げた。

ジャック」と「ローズ」の間にいた一人の日本人乗客

 この時、史実のタイタニックでは、やはり生存率の高くない二等船室に唯一の日本人客が乗船していた。鉄道官僚として留学先のロシア・サンクトペテルグルクから帰国途中だった細野正文である。

 奇跡的に生還した細野正文だったが、帰国後は、女性や子供を優先せず助かったという理由で誹謗中傷にさらされることにもなったという。その汚名がそそがれることになったきっかけは、映画『タイタニック』公開に合わせて、RMSタイタニック社が、細野正文が残した遭難の手記を踏まえつつ行った調査だったそうだ。それにより細野正文は、決して卑怯な手段でボートに乗ったのではないということが明らかになったという。

銀河鉄道の夜』に描かれた「タイタニック号の遭難」

 一方、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にタイタニック号の遭難を思わせるくだりがあるのは有名な話だ。

 ケンタウル祭の夜、丘の上で孤独に佇んでいたジョバンニ少年は、突如姿を現した銀河鉄道に乗り旅に出ることになる。気がつくと隣の席には友人のカンパネルラもいる。やがてここに「氷山にぶつかって沈んだ船」に乗っていた家庭教師の青年と姉弟の3人連れが加わることになる。

 青年はジョバンニたちに自分たちが体験する沈没の様子を語って聞かせる。そこに「どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。」というくだりがでてくる。

推敲過程に残された「タイタニック沈没時に演奏された賛美歌

 完成した『銀河鉄道の夜』の原稿中では何を歌ったかは明確に書かれていなかったものの、推敲の過程では「主よみもとに近づかん」という言葉が書かれていたバージョンもあるという。このフレーズは、賛美歌320番の冒頭の一節で、タイタニック号が沈没する時に楽団が演奏していた曲といわれている。

 タイタニック号の遭難が1912年で、宮沢賢治1896年生まれなので、遭難当時は15歳。『銀河鉄道の夜』の執筆開始は12年後の1924年ごろなので、報道かなにかで知ったタイタニックエピソードを取り入れたのだろう。1925年1月に書かれた詩「今日もまたしやうがないな」の中に

〈まるでわれわれ職員が

タイタニックの甲板で

Nearer my God か何かうたふ

悲壮な船客まがひである〉

 という一節が出てくる。

 この賛美歌が本当に沈みゆくタイタニック号で演奏されていたかどうかは現在では疑わしいとされているようだが、映画『タイタニック』でも沈没が進む中、楽団が甲板でこの曲を演奏するシーンが描かれていた。

アニメ銀河鉄道の夜』で描かれた「4本の煙突を持つ豪華客船」

 そして脚本・別役実と杉井ギサブロー監督の手によってアニメ化された映画『銀河鉄道の夜』でも、こうしたいきさつを踏まえ、賛美歌320番(映画の中では当時の言い方に従い306番と呼ばれている)が使われている。また映画独自のアレンジとして、序盤でジョバンニが働く活版所で印刷しているものに、タイタニックらしき煙突を4本持った豪華客船の写真が載っている様子も描かれている。

 このアニメ映画は、漫画家ますむらひろしが漫画化した宮沢賢治作品に着想を得て、登場人物をネコで表現しているのが特徴だ。ただし家庭教師の青年と姉弟だけは人間として描かれている。杉井監督がネコのキャラクターを採用したのは、それによってキャラクターが抽象化される効果を狙ったからだ。だから、ますむらの描いた『銀河鉄道の夜』では、ネコたちは服を着ているが、アニメ映画では抽象化のために衣装はミニマムに抑えられている。一方で、家庭教師と姉弟があえて人間で描かれたのは、ネコによる抽象化とは逆に生々しさがほしかったからだという。

細野正文の孫・細野晴臣と「タイタニック」の奇縁

 この映画『銀河鉄道の夜』の音楽を担当したのは音楽家細野晴臣。実は細野晴臣は、奇しくも、タイタニック遭難から生還した細野正文の孫である。賛美歌は、映画のために創作された人物・盲目の無線技師が、ノイズまみれの遭難信号の中にこの歌を聞き取るシーンで初登場し、青年の回想で沈没の様子が語られる時に印象的に使われる。

 細野はどんな思いで賛美歌320番をアレンジしたのか。そして、果たして細野正文は船上で賛美歌306番を聞いたであろうか。

宮沢賢治が『銀河鉄道の夜』に「タイタニック」を描いた理由

 原作である『銀河鉄道の夜』に話を戻そう。では、宮沢賢治はどうしてタイタニックエピソードを導入したのだろうか。

 家庭教師の青年は、沈没するときの状況を以下のように語る。

「そこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押しのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たち(引用者注・姉弟)をお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。」

 また、そうして銀河鉄道に乗ることになった姉は、ジョバンニとカンパネルラにサソリの物語を教える。それは、イタチから逃げて井戸に落ちたサソリが死ぬ間際に、どうしてイタチにこの身を食べさせなかったのだろう、と悔いる内容だ。

「どうしてわたしわたしのからだをだまっていたちに呉(く)れてやらなかったろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。私の心をごらん下さい。こんなにむなしく命をすてずどうかこの次にはまことのみんなの幸(さいわい)のために私のからだをおつかい下さい。」

 姉は、夜空に赤く燃えている「サソリの火」は、このサソリの体が燃えているものだとこの話を締めくくる。

 宮沢賢治は、さまざまな作品の中のみならず、生活の中でも「皆の幸福のための自己犠牲」という思想を追求していた。そこから考察するに、タイタニックエピソードも個人の幸福と全体の幸福の関係を語るための重要なピースとして作中に導入されたと考えることができる。

銀河鉄道の夜』と『タイタニック』 2つの物語に共通するもの

 そして、ここで『銀河鉄道の夜』と『タイタニック』は再び繋がってくる。この2つの物語は、ともに旅をしてきた相手の自己犠牲的な死と、それによる別離が描かれており、内容は異なれど、構造的に似ているのだ。ここで自己犠牲“的”としたのは、ジャックもカンパネルラも死ぬことを目的にはしていないからだ。

 どちらもまず無私の行動があり、その結果として、2人は命を落としている。それはこの2つが、結果として死んでしまった相手から何を受け取ったのか、という「残されたもの」の物語であるということでもある。

ローズが口ずさんだ歌と彼女の“飛翔”

タイタニック』でジャックは、海上に浮いたドアにローズを優先して乗せ、「必ず生き延びると約束してくれ」と励ます。救助を待つ間、ローズは朦朧とした意識の中、自分をタイタニック号の舳先に立たせてくれた時、ジャックが歌っていた「Come Josephine In My Flying Machine」を口ずさむ。これは1910年のヒット曲で、男性がジョゼフィーヌという女性を飛行機に誘う内容だ。

 階級のしがらみに縛られ窮屈な思いをしていたローズにとって、ジャックというのは自分が“飛べる”ということを気付かせてくれた存在だった。「Come Josephine In My Flying Machine」の歌詞に出てくる男性のように、ローズを飛翔へと誘うジャック。この歌を口ずさむ彼女の視線の先には、無慈悲なまでに美しい天の川が広がっている。自分には決して手が届かないかもしれないはるかかなたの空。その時、救助に戻ってきた救命ボートの明かりが見える。この時、ジャックは既に息絶えていた。

 ここでローズはついに自分で“飛ぶ”。凍えた体に鞭打ってドアを降り海に入って、死体が持っていた呼子を吹き、ボートを呼び戻すローズ生きるために自ら選択し行動すること。海に沈んでいくジャックローズが呼びかけた「あなたを忘れない」という言葉は、単なる「初恋の永遠性」ではなく、「あなたが教えてくれた“私は飛べる”ということを私は忘れない」ということでもあるのだ。

ジョバンニとカンパネルラの「どこまでもどこまでも一緒に」

 一方、『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカンパネルラの別れは突然にやってくる。

 家庭教師と姉弟も銀河鉄道を降り、再び2人きりになるジョバンニとカンパネルラ。だが、原作では、ジョバンニが「どこまでもどこまでも一緒に行こう。」と話しかけた瞬間、既にカンパネルラの姿は消えている。映画では、カンパネルラは客車から歩み去り、ジョバンニはその後姿を追いかけても追いつくことができない。

 そこでジョバンニは目を覚ます。丘を降りていくとジョバンニは、カンパネルラが級友を救うために川に落ちたことを知らされる。

 映画はここでジョバンニの「ああ、僕はカンパネルラがあの銀河のはずれにいることを知っている。僕はカンパネルラと一緒に歩いてきたんだ」という台詞を加えている。この時画面は、川面から橋ごしに天の川を見上げる映像を通じて、地上の川と天の川が繋がっていることを示す。

 その後、原作ではまだいなくなる前のカンパネルラに語りかけた内容が、「僕はもう、あのサソリのように、ほんとうにみんなの幸せのためなら、僕のからだなんか百ぺん焼いてもかまわない。カンパネルラ、どこまでもどこまでも一緒に行くよ」と少し改めてモノローグで語られることになる。

 原作は、ジョバンニが「どこまでもどこまでも一緒に行こう。」と呼びかけた後、カンパネルラが「あすこがほんとうの天上なんだ」と車窓の外を指差すが、ジョバンニにはそこが「ぼんやり白くけむっているばかりどうしてもカムパネルラが云ったように思われませんでした。」というふうに見えている。この断絶のまま原作は物語の終幕へと入っていく。

 これに対し、映画は2人の潜在的な認識のギャップを描きつつも、その後に「どこまでもどこまでも一緒に行くよ」と台詞を置いたことで、「選ぶ道は違えど、理想は同じ」という意味合いが前面に出て物語を締めくくることになった。

残されたものと、先に逝ったもの

 このアニメ映画ジョバンニの「どこまでも一緒に行くよ」は、『タイタニック』の「あなたを忘れない」という台詞と響き合っている。残されたものは、先に逝ったものから何かを受け取っている。それを忘れない限り、死者は死ぬことはないのである。

映画『銀河鉄道の夜』は最後に「ここよりはじまる」というテロップで締めくくられる。この言葉は、ニューヨークに到着し、自由の女神を見上げるローズの人生にも、まさに当てはまる言葉だ。「ここよりはじま」り、彼女は十分に生きることになる。

 そんなローズの人生を思う時、では少年ジョバンニは、その後、どのような人生を生きたのだろうかという答えのない問いも頭に浮かんでくる。ローズのように老いて、それでもなおカンパネルラのことを忘れることはなかっただろうか。ローズが夢でジャックと再会するように、夢でカンパネルラと会うことはあったであろうか。

タイタニック』と『銀河鉄道の夜』は、決して似ている映画ではない。でも細野正文のつなぐ縁をきっかけにして並べて見ると、お互いを照らし出すような要素がそこここにちりばめられているのである。

◆◆◆

【参考資料】
タイタニック ジェームズ・キャメロンの世界』(ポーラ・パリージ、訳:鈴木玲子、ソニーマガジンズ)
宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人』(今野勉、新潮社
アニメーション宮沢賢治 銀河鉄道の夜設定資料集 増補新装版』(復刊ドットコム)
タイタニック 祖父の真実』Webナショジオ

(藤津 亮太)

©️世界中で大ヒットした映画『タイタニック』。物語のテーマになったタイタニック号の沈没は、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の中にも描かれている ©️getty


(出典 news.nicovideo.jp)

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【映画】フランス映画界のサラブレッドが明かす、『ラブ・セカンド・サイト』を生んだ運命的な“化学反応”とは?


『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(ラブセカンドサイトはじまりははつこいのおわりから、Mon inconnue)、2019年のフランス・ベルギーの恋愛ファンタジー映画。監督ユーゴ・ジェラン(フランス語版)、出演フランソワ・シヴィルとジョセフィーヌ・ジャピなど。 ラファエル:
5キロバイト (259 語) - 2021年4月24日 (土) 03:27


久々にフランス映画観たい🎬

「いま一緒に暮らしている妻と出会ってなかったら、僕はどんな人生を送っていたのだろうと不安に思うことがあります。たとえばそれが男だろうと女だろうと、また最愛の人でも同僚でも親友でもいい。“この人と出会わなかったら人生はどうなっただろう”という疑問の答えを探しているうちに、この映画の企画ができあがっていったのです」

【写真を見る】古典の名作から『アバウト・タイム』まで!『ラブ・セカンド・サイト』に影響を与えたラブコメ映画とは

フランスの映画サイト「ALLOCINE」が選んだ2010年代ロマンティック・コメディ映画ランキングで1位を獲得したファンタジックなラブストーリー『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』(5月7日全国順次公開)。メガホンをとったユーゴジェラン監督は、主人公が自身と最愛の人の立場が逆転した"もう一つの世界"へと迷い込むというユニークな設定を持つ本作が生まれた経緯を明かしながら、その制作の過程にあったいくつもの運命的な“化学反応”を振り返っていく。

本作は小説家を目指すラファエルが、同じ高校に通うオリヴィアと運命の出会いを果たすところから始まる。やがて2人は結婚し、ラファエルベストセラー作家として大成功。一方でオリヴィアは小さなピアノ教室を開き、ピアニストとしての成功を夢見ながらラファエルとのすれ違い生活に孤独を感じていた。ある日2人は大喧嘩になり、翌朝目を覚ましたラファエルは、自分がしがない中学教師になり、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する"もう一つの世界"に迷い込んでしまう。しかもその世界のオリヴィアは、ラファエルのことを知らなかった…。

ジェラン監督は、ジャック・ベッケル監督の『エドワールとキャロリーヌ』(51)やルイ・マル監督の『好奇心』(71)などで知られるフランス映画界の名優ダニエルジェランを祖父に持ち、父親は俳優やプロデューサーとして活躍したグザヴィエ・ジェランという名門一家で生まれ育ったフランス映画界のサラブレッド。長編監督デビュー作となった『Comme des frères』(12)で第38回セザール賞新人監督作品賞にノミネートされ、続く『あしたは最高のはじまり』(16)がフランス国内で大ヒットを記録。本作が長編映画の監督としては3作目となる。

「もともと描きたかったのはラブストーリーで、そこにちょっとだけファンタジックなSF要素を付け加えることに興味がありました。ラブストーリーでありながらコメディでもあり、さらにプラスアルファといったように、いくつものジャンルを混ぜ合わせることで、とても豊かな作品になるということを確信していました」と語ると、本作を手掛ける上で影響を受けた作品として“ラブストーリー”と“コメディ”、“ファンタジー”の3つのジャンルが融合した秀作のタイトルを次々と列挙していく。

ビル・マーレイが主演を務め、同じ1日を繰り返していく男の姿を描いた『恋はデジャ・ブ』(93)をはじめ、スタイリッシュな映像表現で恋愛の記憶をたどっていく『エターナルサンシャイン』(04)。タイムリープ作品として日本でも人気の高い『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(13)から、AIとの恋を描いた『her/世界でひとつの彼女』(13)、そして古典の名作『素晴らしき哉、人生!』(46)まで。「物語をファンタジーに載せると、人間のシンプルな側面が映画的なものになっていきます。それぞれのジャンルの規則のようなものをリスペクトしながら、本作に取り入れていきました」。

構想から実現までに要した期間は約10年。「まずは時間をかけてストーリーを練り上げていきました。最初はダヴィド・フェンキノスと一緒に書き始めたのですが、この時はまだ期が熟していなかったのでしょう。現実感のある話に落とし込むことができませんでした。それから1年半経って、今度はベンジャミン・パレンとタッグを組みました。ダヴィドと考えたアイデアを残しつつも一からやり直して、草稿を仕上げてからプロデューサーステファヌ・セレリエも加わり、キャラクターや全体の雰囲気、テーマなどについて話し合っていきました」と、作品の輪郭が見えてくるまでの試行錯誤を振り返る。

そして「いざ脚本やセリフを書く段階で、今度は以前僕がプロデュースしたドラマシリーズで知り合ったイゴール・ゴッテスマンに協力してもらいました。現実ベースのディテールを大事にしながらも、笑いが満載の情感たっぷりのラブコメをやりたいと思い、そしてなによりもコメディロマンスが同じくらいのバランスで成立する映画を目指しました。セリフも笑えるシチュエーションも心情描写も充実している脚本を妥協せずに追求するために、何バージョンも脚本を書いていきました。その甲斐あって、笑いながら『愛している』と言えるような脚本になりました」と、何人ものアイデアがひとつになって形作られていったことを明かす。1人でも欠けていたらまったく異なる映画になっていたかもしれない。それはまさに本作のテーマにも通じる運命的なものと言えよう。

また本作ではもうひとつ、主人公カップルを演じるフランソワ・シビルとジョセフィーヌ・ジャピの息ぴったりの掛け合いが作品の魅力を高める重要な役割を果たしている。本作の撮影を通じて、私生活でも交際に発展したというシビルとジャピ。ジェラン監督はクランクイン前に2人と一緒にプラハへとでかけ、同じアパートで数日間を過ごしたという。「一緒に時間を共有することによって化学反応を起こすことが、本作ではとくに重要でした。もっともそれは自然に発生するものなので、大きな賭けでもありました」。

その“化学反応”を逃さないため、ジェラン監督はプラハにプロ仕様のカメラを持ち込み自ら2人の姿を撮影したという。「彼ら2人をカップルとして撮ろうとあらかじめ決めていました。2人にはまだやりにくければ遠慮なく言ってくれとお願いしましたが、想像よりも早く求めていたような化学反応は生まれました。そこで撮影した映像は、実際に本編の序盤シーンラファエルオリヴィアの10年間を一気に見せるシーンで使っています」と、大きな賭けに成功して生まれた唯一無二の瞬間に、たしかな手応えをのぞかせていた。

構成・文/久保田和馬

『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』の制作過程をユーゴ・ジェラン監督が語る!/[c]2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS


(出典 news.nicovideo.jp)

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北村匠海&磯村勇斗&吉沢亮&山田裕貴ら『東京リベンジャーズ』場面写真一挙解禁


2021年4月2日閲覧。 漫画 東京リベンジャーズ - 和久井健 - マガジンポケット 東京リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) - Twitter テレビアニメ TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト 東京リベンジャーズ テレビ東京アニメ公式 東京リベンジャーズ | MBS TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式
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 俳優の北村匠海が主演を務める映画『東京リベンジャーズ』より、劇中に登場するメインキャラクターの場面写真が一挙解禁された。

【写真】映画『東京リベンジャーズ』ビジュアル

 和久井健の人気漫画『東京卍リベンジャーズ』(講談社週刊少年マガジン」連載中)を実写化する本作は、ヘタレ男子のタケミチ(北村匠海)が、人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)を救うため、熱い仲間と共に現在を変えようと奮闘する姿を描く。

 解禁された場面写真では、マイキー(吉沢亮)、ドラケン山田裕貴)ら東京卍會メンバーが校舎の中で敵対する相手と対峙する姿や、自転車で土手を走る場面、タケミチ、アッくん(磯村勇斗)ら同級生5人組の“溝校五人衆”のキャラクターをこれ以上ないほど表した場面などが写されている。また、タケミチの頬に手を添える、かわいらしくもハートの強いヒナタの姿、ヒナタの弟ナオトがタケミチと話し合う姿も切り取られている。

 さらに、得体のしれない組織・愛美愛主(メビウス)の稀咲鉄太(間宮祥太朗)と半間修二(清水尋也)が怪しげな空間で密談している場面や、タケミチの天敵・キヨマサ(鈴木伸之)とタケミチが至近距離でにらみ合う場面も。本予告ではキヨマサから一方的ボコボコにされるシーンばかりだが、本編でキヨマサに正面から堂々と立ち向かうタケミチの姿も期待される。

 映画『東京リベンジャーズ』は、7月9日より全国公開。

映画『東京リベンジャーズ』メイン写真 (C)和久井健/講談社 (C)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会


(出典 news.nicovideo.jp)

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【解禁】「るろうに剣心 最終章」アクショントレーニングを収めた特別映像を公開!


るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- > るろうに剣心 (実写映画) 『るろうに剣心』(るろうにけんしん)は、和月伸宏による日本の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とした日本の実写映画シリーズ。主演・佐藤健。監督は大友啓史。アクション監督は谷垣健治。製作・配給はワーナー・ブラザース映画。
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これは興味深いですね。

4月23日(金)よりThe Finalが上映中、6月4日(金)よりThe Beginningロードショーとなる「るろうに剣心 最終章」について、アクションの舞台裏に迫るトレーニング映像が公開された。

【大きな画像をもっと見る】

日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨し続ける、アクション感動大作「るろうに剣心シリーズ2012年8月25日公開の「るろうに剣心」、2014年8月1日公開の「るろうに剣心 京都大火編」、同年9月13日公開の「るろうに剣心 伝説の最期編」、累計観客動員数は980万人を突破。そして2021年、ついに「るろうに剣心シリーズが完結する。


いよいよ4月23日(金)公開!「るろうに剣心 最終章」場面写真が一挙公開!


4月23日(金)より邦画最大規模で公開された映画「るろうに剣心 最終章 The Final」。シリーズ最大の興行収入となった映画「るろうに剣心 京都大火編」の週末2日間の興行収入5.1億円を超える、オープニング2日間で興行収入5.35億円、オープニング3日間で興行収入7.45億円を突破! 2021年実写映画オープニングNo.1の、記録的大ヒットスタートを切った。


剣心に復讐をするため、東京に総攻撃を仕掛けるシリーズ最恐の敵・雪代縁。これまでの“るろ剣オールスターが集結し、剣心のため、新時代のために、最終決戦へ挑む究極のクライマックスSNS上では、「何度も観たい。最高で、やばい、やば、やばかった、トビます!」「アクションは瞬きする暇がないほど圧巻!」とシリーズ毎に進化を遂げてきたノンストップで繰り広げられる壮絶アクションに、驚きのコメントが続出。


そしてこの度、このアクションの舞台裏に迫るトレーニング映像が解禁された。


驚きなのは、本作最大の魅力である超絶アクションのほぼ全ては、俳優自ら演じたこと。数々の死闘を繰り広げてきた主人公緋村剣心役の佐藤健さんは、斬れない刀<逆刃刀>を使用した「神速」と言わざるを得ない、全身を使った華麗なアクションを披露。それはまるで、剣の速さ、身のこなしの速さ、相手の動きの先を読む速さという三つの速さを最大限に生かした剣心の得意とする「飛天御剣流」を見ているかのようだ。


そして「最終章」では、剣心のすべてを奪い破壊をもくろむ雪代縁役に新田真剣佑さんが参戦。縁と斎藤一江口洋介さん)が列車内で対峙し、警官たちを次々となぎ倒していく、観客の度肝を抜く一連シークエンスも映し出されている。縁の人間離れした強さと破壊力を体現した、新田さんの身体能力で繰り広げられる強力なパンチや回し蹴りといったパワフル&スピーディな中国拳法、殺意剥き出しの壮絶なバトルは、興奮を抑えきれない。


実写映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」、追加キャスト解禁! シリーズ史上最恐の敵・縁役を新田真剣佑が演じる!


ほかにも、驚異の腕力で敵を叩き伏せる相楽左之助役の青木崇高さんや、男性キャストと肩を並べ、バク転などを交えた俊敏で軽やかなアクションを魅せる巻町操役の土屋太鳳さん、得意の剣を次々と振りかざし攻撃する隙を与えず、圧倒的な力差を見せつける斎藤一役の江口洋介さんなど、本作のアクションを確固たるものにするため、皆一様、全身全霊で取り組んだという。


本作のアクション撮影について佐藤健さんは、以下のようにコメント
「このシリーズには特別な想いがありますし、今回は剣心にとって間違いなく最も重要なエピソードですので、自分のすべてを捧げる決意で臨みました。シリーズで一番迫力のあるものにしたいと考えた時、“潔い”アクションシーンにするべきではないかというのが僕の想いでした。洗練されたアクションだけを濃密に凝縮して見たことのないものを作りたいと、大友監督とアクション監督の谷垣さんと、現場でゼロから作り上げていきました。」


エンターテイメントの頂点として君臨し続け、2021年最大の話題作に相応しい堂々の封切りとなった本作。俳優同士の肉体がリアルにぶつかる様から迫力だけでなく、キャラクター達の濃密な感情もほとばしる、正真正銘“本物”のアクションをぜひお楽しみいただきたい。


【作品情報】

るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning
<公開情報>
るろうに剣心 最終章 The Final2021年4月23日(金)
るろうに剣心 最終章 The Beginning2021年6月4日(金)


キャスト
佐藤 健
武井 咲 新田真剣佑
青木崇高 蒼井 優 伊勢谷友介
土屋太鳳三浦涼介 音尾琢真 鶴見辰吾 中原丈雄 /北村一輝
有村架純 江口洋介


スタッフ

監督・脚本:大友啓史
音楽:佐藤直紀 主題歌ONE OK ROCK
原作:和月伸宏るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning製作委員会
制作プロダクション・配給:ワーナー・ブラザース映画


ストーリー
かつては"人斬り抜刀斎"として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち、穏やかな生活を送っていた。
最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心たちは、神谷道場で平和に暮らしていた。
しかし、突如何者かによって東京中心部に対する攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。
はたして誰の仕業なのか? それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。
動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描かれる「るろうに剣心」史上最高のクライマックス。「るろうに剣心」のすべてがここにある――。

オフィシャルサイト: rurouni-kenshin.jp 
公式Twitter/公式Instagram @ruroken_movie #るろうに剣心最終章


©和月伸宏集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning製作委員会


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「るろうに剣心 最終章」アクショントレーニングを収めた特別映像を公開!


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【映画】若手キャスト夢の豪華共演が実現した「新しい時代を作る作品」「東京リベンジャーズ」〜起用の理由〜


2021年4月2日閲覧。 漫画 東京リベンジャーズ - 和久井健 - マガジンポケット 東京リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) - Twitter テレビアニメ TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト 東京リベンジャーズ テレビ東京アニメ公式 東京リベンジャーズ | MBS TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式
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北村匠海山田裕貴杉野遥亮今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗吉沢亮。若手トップクラスの俳優たちが集結し、シリーズ累計発行部数1000万部を突破した和久井健氏の人気コミックを映画化する「東京リベンジャーズ」が、7月9日に公開となる。次世代を担う俳優たちとともに、本作を「時代を作る作品にしたい」と意気込む岡田翔太プロデューサーに、企画の経緯、キャスティングの理由、現場で目撃したキャスト同士のエピソードなどについて、話を聞いた。

【フォトギャラリー】若手豪華キャストが集結した「東京リベンジャーズ」

物語の主人公は、どん底の生活を送るダメフリーター・花垣武道(通称タケミチ/北村)。ある日、かつて交際していた人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田)と弟・ナオト(杉野)が、事故に巻きこまれ命を落としたことを知る。翌日、何者かに命を狙われたタケミチが死を覚悟した瞬間、ヤンキーだった高校時代にタイムリープ。ヒナタを救い、逃げ続けてきた人生を変えるため、タケミチは事故の原因があると思われる最凶の不良組織「東京卍曾」に潜入し、総長・佐野万次郎(マイキー/吉沢)や副総長・龍宮寺堅(ドラケン/山田)らと出会う。

企画の始まりは、スマートフォンに4900冊の漫画を入れているほど、無類の漫画好きだという岡田プロデューサーと原作との出合い。2017年、ちょうど映画の企画を探していた頃だった。

シンプルに読者として読んでいて面白かった。それと同時に、私が若い頃に見た『ROOKIES』や『ウォーターボーイズ』など、男子がわーっと盛り上がっている作品が、昨今あんまりないなと感じていました。当時はいわゆるキラキララブコメものが全盛期で、最近は男くさいものがないなと、ずっと思っていたんです。そして小栗旬さん世代、菅田将暉さん世代を拝見していて、その次の世代で、新しい時代を作りたいなという思いがすごくあった。小栗さんにとっての『クローズZERO』、菅田さんにとっての『帝一の國』のように、次の世代としての代表作を作りたいなと考えていました。『東京リベンジャーズ』が、その作品になるんじゃないかという予感が、原作4巻のあたりで生まれて、企画を進めていきました」

メガホンをとるのは、「映画 賭ケグルイ」「ぐらんぶる」など、数々の漫画を映画化してきた英勉監督。岡田プロデューサーと英監督の間には、ある共通の思いがあったという。

「私と英監督の間で圧倒的にシンパシーが生まれたポイントであり、原作の魅力でもあるのは、ヤンキー漫画なのに、主人公ヤンキー気質ではないこと。等身大の普通の男の子が、ヤンキーに立ち向かう話がすごく良かった。男子って皆、強い男に憧れるけど、大体そうはなれないじゃないですか。でもそんなやつでも、勇気を出して頑張れば、守るものがあれば、強いやつらに立ち向かっていけるんだよという話が、すごく刺さりました。アクションであり、SFであり、ラブストーリーでもあるので、要素がめちゃくちゃ多いなと思った時に、『トリガール!』のような、バタバタした青春劇も描くし、『映画 賭ケグルイ』のような、すごく振り切れた漫画原作の実写化もするし、幅広く作品を演出される英監督にぴったりだなと思いました」

「原作ファンの自分から見ても、まずタケミチ、マイキー、ドラケンが完璧じゃないと、やらない方がいいと思うんですよ」と語るほど、キャスティングに心を砕いた岡田プロデューサー。そして実現したのは、主人公・タケミチ役の北村、マイキー役の吉沢、ドラケン役の山田という布陣だ。北村は、喧嘩は弱いがヒナタを救うため、そして負け続きてきた人生に"リベンジ"するため、何度でも立ち上がるタケミチを演じた。

「いかにもヤンキー映画の主演という感じの人に、この作品をやってほしくなかった。ヤンキーじゃないのに、ヤンキーの世界で戦うという話ですから。そういう役に、北村くんはぴったりだと思いました。本人はすごく熱いものを持っているし、幅広い顔を持っていますが、『君の膵臓をたべたい(2017)』の品行方正で純粋な少年というイメージもやはり強くて。そういう顔とは違う北村匠海がすごく見たいなと思いました。依頼に行ったとき、北村くんが企画を知る前なのに『東京リベンジャーズ』を読んでいて。『タケミチをやるなら、絶対俺だよな』と思ってくれていたそうです」

吉沢は、圧倒的に喧嘩が強く、そのカリスマ性で不良たちのトップに君臨するマイキーを体現。

「吉沢くん以外に、この世界でマイキーを演じられる人、いないと思うんですよ。小柄な感じで、かわいい顔をしていて、最強。最初から『マイキーは吉沢くんしかいない、断られたらこの企画自体を止めよう』と思っていました」

マイキーの親友であり、何よりも友情を大切にする懐の深さで仲間たちから慕われるドラケン役を、山田が担った。ドラケントレードマークである金の辮髪、こめかみの龍の刺青、ピアスなどを完全再現し、原作のビジュアルに近付けた。

「山田くんは最初から、『辮髪をやるんだったら、地毛じゃないとやれない』と言ってくれていました。普通に考えたら、あの髪型ができる俳優はそんなにいないですよね。やりたいと思う人はいっぱいいると思うんですが、他の作品のことを考えるとできないということもあるだろうし。『やりたい』と言って本当にやってくれる人は、山田くんしかいない。山田くん本人が、同時期に撮っていた他の作品に頼んでくれて、他の作品をかつらでやってくれたりして。そこまでして、この髪型をやってくれた。それだけ彼がドラケンに息吹を注いでくれたということが、間違いなく伝わる画になっていると思います」

劇中では、一対一のタイマン勝負から、不良グループの大規模な抗争まで、様々な喧嘩が描かれるため、アクションの見せ場も多い。岡田プロデューサーは、「ドラマが見える、人の感情が伝わるアクションにしてほしい」というこだわりをもって、英監督や、アクション監督を務めた諸鍛冶裕太とともに、アクションシーンを丁寧に作り上げていった。

「まず、タケミチのアクションはめちゃめちゃ泥臭くて、『頑張れ!』と応援したくなる要素は絶対に入れたいなと思いました。だから生身のようなアクションがすごく多いかもしれないですね。逆にマイキーとドラケンは、物語において異次元の存在なので、ふたりのアクションは本当にスタイリッシュでキレキレで、すごいですね。めちゃくちゃかっこいい。特にマイキーのハイキックは、原作並みにすごいですよ。その完成度には、現場で『お~』って歓声があがりました」

本作は20年3月中旬に撮影が開始され、当初4月末で撮影を終える予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令などで、撮影は2度にわたり中断。キャスト陣が非常に多忙であることも重なり、撮影期間は45日から309日に延び、近年では異例ともいえる長期間となった。

「俳優同士はめちゃくちゃ仲が良くて、撮影が中断している間も、一緒にオンラインゲームをしたりして、やりとりをしていたようです。みんな気持ちをつなぐことがいちばん大変だと思うんですよ。2回も撮影中断になるようなことは、いまだかつて無かったと思います。俳優やスタッフが、誰かひとりでも『もうやめましょうよ』と言ったら、たぶんこの作品は完成しなかった。でも、『やめよう』と言った人はひとりもいなかったので、そこはすごく信頼感があった。さすがに(2回目の撮影中断があった)6月から半年が経ち、21年1月に入って『久々過ぎて忘れました』というようなことはあったんですが(笑)、モチベーションは皆、ひとつも落ちていない。俳優部の気持ちに支えられて、チーム全員最後までやり切れるなと感じることができました」

そして、最後に岡田プロデューサーは、撮影のなかでキャスト同士の絆を感じたというエピソードを教えてくれた。それは、プライベートでも仲が良いという北村と磯村の芝居のシーンで、ふたりが見せた涙。磯村は高校時代のタケミチの親友・千堂敦(アッくん)に扮した。岡田プロデューサーは、「全キャラクターのなかでいちばん、タイムリープの時間軸に翻ろうされる男なんですよ。タケミチのアクションで、人格がどんどん変わっていく、いちばん影響が出る役。アッくんの変ぼうで、タケミチの行動を確認していく物語ですから。『ひとりで何役やるの?』というくらい、すごく幅広くて難しい役どころ」と、難易度の高さを語る。さらには、「キャスト同士の関係性が絶対に作品に現れる」という思いもあり、高い演技力を誇り、なおかつ主演の北村と個人的な結びつきがある磯村に、役を託した。

「去年、タケミチとアッくんふたりだけの、すごく大事な、物語のなかでも泣けるシーンの撮影があったんです。実はそのシーンで何度もテイクを重ねたんですが、毎回北村くんと磯村くんが涙を流していた。何十回も涙を流していた。普通は泣きの芝居というのは、そんなに何回もできないんですが、毎回泣いていて、本当にすごいなと。撮影後、それぞれに『今日は本当にすごかったね』と声をかけたら、示し合わせたように、『いっそん(磯村)が相手役じゃなかったらこんなに泣けなかった』(北村)、『匠海が相手役じゃなかったらこんなに泣けなかった』(磯村)と言ったんです。親友としての本来の絆があって、それがシーンに現れているなと思いました」

まさにキャスト同士の役を超えたつながりが、物語に大きく作用した瞬間だった。

岡田プロデューサーは、「東京リベンジャーズ」が初の単独プロデュース作品となる。それだけに、本作にかける思いが並大抵のものではないことが、言葉のひとつひとつから伝わってくる。撮影の合間を縫って応じてくれたインタビューで繰り返し語っていたのは、キャストたちに寄せる絶対的な信頼と尊敬。そんなプロデューサーの"熱"に突き動かされ、また同様に「世代を代表する作品にしたい」と、特別な思いを抱く珠玉の役者たちが集まっている。原作漫画には、大切な仲間を守るため、命を削って喧嘩に挑むキャラクターたちが描かれている。そして映画の現場でも、そんな漫画に負けず劣らず、熱い思いを胸に秘めた人々が戦っていた。役を超えた絆や思いが宿る――本編には、そんな瞬間がいくつも刻まれていることだろう。

岡田翔太プロデューサーが語る、キャスティングの理由 (C)和久井健/講談社 (C)2020 「東京リベンジャーズ」製作委員会


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〜佐藤健〜『るろ剣』臨場感に興奮! 最終章にアニメ版剣心・涼風真世らコメントも 。


るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- > るろうに剣心 (実写映画) 『るろうに剣心』(るろうにけんしん)は、和月伸宏による日本の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とした日本の実写映画シリーズ。主演・佐藤健。監督は大友啓史。アクション監督は谷垣健治。製作・配給はワーナー・ブラザース映画。
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俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final』(6月4日公開)のIMAX4DX特別映像、さらに各界からの鑑賞コメントが22日に公開された。

和月伸宏の同名コミック実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

IMAXとは、世界最高レベル解像度と鮮明な明るさ、そして繊細な小さい音から爆発などの大音響まで臨場感あふれる高精度なサウンドで再現する映画館の上映システムだ。IMAX上映鑑賞後、会場内はキャスト、監督、そして制作スタッフ一同含む客席からスタンディングオベーションが起こり、既に5回目の鑑賞という佐藤は「今までの集大成となる作品を(皆さんと)同時に、最高の環境で観られたことは幸せな時間でした。IMAXは本当にお勧めできます。全然違いますね。感覚が直接揺り動かされるような感動の仕方をすごくしました。みんな観るべきだと思います」と、通常上映との違いを力説した。

武井咲も「これだけ細かい部分まで見えてくると、剣心が背負ってるものだったり、縁が背負っているものだったり、そういう物がすごく明確に見えてくる」と絶賛し、新田真剣佑は「音が綺麗、迫力がすごい、物凄く楽しかったです。終始体に力が入っていました」と極上の映画体験を満喫。大友啓史監督は「我々が現場で作り込んだ全てが全部観れる。臨場感が全然違う。いつも見ている映画とは全然違う体験ができるし、アクションの迫力も一番伝わります」と脚本段階から精緻に想定して製作したIMAX上映に自信を覗かせた。

さらに今回、キャスト・監督は“ライド感”と“臨場感”を楽しめる4DX上映も鑑賞し、アクションとリンクして動く激しい揺れや現場を感じさせる匂いなどを体感し、撮影時を思い出して鳥肌が止まらないと大盛り上がり。4DX上映について佐藤は「まだお互い『好き』とか言い合えていない、どうなんだろうな? って思っている男女がいるなら是非4DXに行って、吊り橋効果でお互いのドキドキを高めていただいた後に告白していただければ、最高の一日になると思います!」と恋のアドバイスも。「1度観ただけでは分からないことが沢山あるし、僕自身も今回、全然違った感情になりました。皆さんにも色々な種類で楽しんでもらえるのはありがたい」とシリーズ10年の歴史で初のIMAX/4DX/MX4D上映に対し、喜びを露わにした。「The Final」に続き、「The Beginning」のIMAX/4DX/MX4D上映も決定している。

また、アニメるろうに剣心』の緋村剣心役を務める女優・涼風真世、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』と同じく『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『NARUTO-ナルト-』の作者・岸本斉史など、各界からの鑑賞コメントも公開となった。
○犬童一心(映画監督) コメント

圧倒的、日本アクション映画の金字塔。 そして、何より、まさに今登場するべき作品。 描かれる怒りや悲しみが他人事でなく心に響く。 大友監督、よくぞやり遂げましたね。祝杯をあげたくなりました。
岸本斉史(漫画家) コメント

剣心の細やかな所作「静」と激しい殺陣「動」のギャップがカッコいい!また美術が凄すぎていつのまにか世界に入り込んでいました。 ビギニングと合わせて剣心の人生を堪能させて頂きました。切なさが染み込んでくる…。
涼風真世(女優) コメント

現代に再びよみがえった艶やかで狂気的な世界観に圧倒されました。剣心ワールドを的確に捉え、繊細に描き、魅せ、立ち回りでは迫力と鋭さに震え凄みを体感し、魂を抉られました。音楽も剣心の心情を見事なまでに表現し、涙が溢れました…。世界中の人々に届けたい最高の作品です。

○三田紀房(漫画家) コメント

瞬き、呼吸を奪い取られるスーパーアクション! 哀しく、儚くも凛烈とした美しい情景! 上映後、赤く焼けた鉄の球を胸へ叩き込まれた感覚に体は打ち震え、暫く席に貼り付けられた。大友監督はジャパンオリジナルが世界と戦って勝てることをこのシリーズで証明した!
○赤ペン瀧川(映画プレゼンター) コメント

凄まじい熱がスクリーンから溢れ出し、洪水のように観客席に降り注いできた。映画を浴びた。この映画、見終わった後に「ヤバい!」と「スゴい!」しか出てこなくなるから気を付けて!
○相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家) コメント

より、はやく。より、つよく。より、ふかく。より、やさしく。より、あたたかく。見たこともない顔で、緋村剣心わたしたちを抱きしめる。日本には佐藤健がいるんだぜ。気がつけば、世界中の空に向かって、さけんでいる。
○よしひろまさみち(映画ライター) コメント

冒頭の列車内シーンからして、これぞ「度肝を抜く」超高速アクションの連発。剣心サイドと縁たちの強烈なぶつかりあいに圧倒されるばかり。さすが大友監督&谷垣アクション監督の黄金タッグ!
○酒井啓太(リニア/芸人) コメント

人生で初めて、何軒も書店を回って、自分のお小遣いで集めた漫画が「るろうに剣心」でした。 この映画を観て「1番大好きな作品の実写化が素晴らしかった」という幸運に、胸が震えました。 この感動と出逢わせてくれた制作陣の皆様、本当にありがとうございます!

(C) 和月伸宏集英社(C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final製作委員会 IMAX is a registered trademark of IMAX Corporation.

画像提供:マイナビニュース


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