【かざ恋】横浜流星に胸キュン♡するのは必然?に流れる時間


着飾る恋には理由があって』(きかざるこいにはりゆうがあって)は、2021年4月20日からTBS系「火曜ドラマ」枠で放送中の金子ありさ脚本によるテレビドラマ。主演は川口春奈。 着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインが、ルームシェアで価値観の異なる人々とひとつ屋根の下で同居しながら、
23キロバイト (2,600 語) - 2021年5月8日 (土) 23:07


今夜ですよ〜。

1話でネイルをやめ、2話でヒールの靴を脱ぎ、3話で着飾っていた服を(ハプニングだが)失くした主人公

「まだ3話なのが信じられない…」「展開早くて後半どうなるんだろう」。先週の第3話ではそんな声も上がった火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)。その第3話で、「いつもいいところでかかる」「この歌かかったらもう全員恋に落ちてしまう」と大反響の星野源による主題歌『不思議』は、ドラマの終盤たっぷりフルコーラスで途切れることなく流れた。「人の手繋ぎ見てこんなにキュンキュンしたことない」「思ってたより、きゅんきゅんする」と話題の真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)の手つなぎシーン。第4話を前に、あえて主題歌を起点にキュンキュンする理由を考えながら、ドラマの魅力を探ってみた。



急に二人きりになった真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)。キャンプの火を囲んで、お互いの存在を感じながら、沈黙に言い訳するようにキャンプ飯に舌鼓を打ち、お酒を飲む。BGMはなし。パチパチと火の燃える音が響く。間を埋めるように真柴が携帯を取り出すと、駿はすぐに真柴の手を取り携帯を奪って遠ざけた。「ちょっ、なにこれ…」手はつないだまま。振りほどこうとしても離さない。「デジタルトックス」。「ですね。わかりやした」。魚を食べると言えば口に運んでくれる。パクっ。無邪気にグイグイくる駿の行動をなんだかんだ受け入れる真柴。


「最近変な夢見るんだよね。真柴さんが出てくる夢」

ポッと表情が変化する真柴。夢の話はドラマの冒頭から種がまかれている。「夢って、自分の中の無意識があらわれる」と。
主題歌とともに、ゆっくりと時間をかけて告白のような会話が始まる。これまで主題歌が流れたのは、第1話は駿の分けてくれたカレーを食べて「おいしい…おいしい…」と涙する場面、第2話は「(SNSは)好きでやってたんだ」と気づく場面。どちらも真柴の素直な気持ちが表れる場面。


「じゃあ…もしかして私のこと好きなのかもね~」
「どうかな~ちょっと待って、考える」
「・・・」
「あー…そうだね。たぶん好きだね。」
「……たぶんなんて言われても」
「じゃーただの好きー!」


“IらぶYAMANASHITシャツを着たデジタルトックス中の真柴は、主題歌の流れるなか、きっと素直な気持ちでこの会話をしているはずだ。


メインキャスト4人によるYouTubeで配信されている4話見どころトークで、羽瀬を演じる中村アンから横浜流星に「(駿は真柴と)付き合ってんの?」と直球質問が飛んだ。その時、横浜は「一番楽しい時期」と答えている。そう、付き合っているのか付き合っていないのか曖昧な時期は、一番楽しくてドキドキする時期かもしれない。それを、横浜流星キラキラした目で「たぶん好きだね」なんて、そんなのキュンキュンするに決まっている。川口春奈のドキドキする表情も、照れ隠しのように目線をそらすところも妙にリアル。二人ともいい表情をする。


“全力で「好きだ!」「!」ハグ!”そんなドラマチックな告白とは違い、ゆったりした時間のなかでお酒を飲みながら、話したり、話さなかったり。時折お互い目を合わせながら、目をそらしながら。画面を観てのキュンキュンだけでなく、記憶や想像と照らし合わせてもキュンキュンしてしまう時間がたっぷりと取られた。



そんな時間は、主題歌とともに続いていく。手をつないだまま言い合う二人からカメラは引き、まだまだこの語らいは続いていくのだろうと間奏に入る。その間、10年頑張ってきた絵の受賞はならなかった羽瀬(中村アン)が、「みんなと楽しく飲んでいるから案外平気」だと香子(夏川結衣)に電話で話す。香子からは陽人(丸山隆平)が自分を気づかってキャンプを計画したのだと聞かされる。陽人は羽瀬が迷っていた二本のワインをさりげなく両方買い、羽瀬はきっとその両方に「ありがとう」とお礼を言った。真柴と駿の二人にカメラが戻ったとき、まだ二人はドキドキする時間の中だった。


夜が明け、完全オフの真柴が朝日のなかで駿の寝顔をみている。主題歌は流れ続け、二人の幸せな時間は続いている。途切れることなく続く主題歌は、毎話ラストに駿目線で描かれるキュンとなるシーンも包み込んでいた。このドラマ、展開は早い。しかしじっくり時間をかけてキュンキュンを伝えてもいる。主題歌がフルで流れたことでその時間をより感じられたようにも思う。キスでもハグでもなく、意地悪をする恋敵が出てくるでもない。内側から出る“キュンとする”部分を純度高く抽出して、よりそれを感じられる形で見せてくれている。そんなことを考えた第3話だった。(※以下第4話あらすじを含みます)


第4話では、キャンプの夜、駿(横浜流星)から「好きかもね」と言われ、真柴(川口春奈)は気持ちが揺さぶられるものの、駿の真意が分からないまま帰路につく。真柴と駿が帰宅すると、香子(夏川結衣)から陽人(丸山隆平)と羽瀬(中村アン)も交えた4人に話があると切り出される。


そんなある日、羽瀬が体調を崩してしまう。急に気分が悪くなってしまった羽瀬の具合を聞くうちに、真柴はある思いを巡らす。


同じ頃、「el Arco Iris」の広報課では来期のコレクションに向けたプロジェクトが始動し、急遽、デザイナーとの打ち合わせに真柴が指名されて…というストーリー


番組公式Instagram(kikazarukoi_tbs)では「見終わったあと、言葉にならない感情が...!これまでの話と、また違った味わいの4話になりました」と告知。また、「2年前の駿」の姿も映されており、「駿の過去が少し明らかに」なるとのこと。また、丸山は陽人について「カウンセラーとして“あるまじきこと”に走ってしまう」とも言っている。そしてキーワードは「モナカそば」!?

今夜の第4話、どんな展開が待っているのか。もちろん主題歌にも注目しながら楽しみたい。


【画像】第4話カットをもっと見る(全13枚)


■火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
毎週火曜よる10:00~10:57

(C)TBS

ドワンゴジェイピーnews


(出典 news.nicovideo.jp)