アンジェラ・アキが語る音楽活動休止の真相とは? 


アンジェラ・アキ(Angela Aki、1977年9月15日 - )は、日本の女性シンガーソングライター、ジャズピアニスト。徳島県板野郡板野町出身。日本人とイタリア系アメリカ人のハーフ。身長166cm。 1977年9月15日、徳島県板野郡で生まれる。 1980年、3歳からピアノを習い始める。徳島市…
36キロバイト (3,355 語) - 2023年3月21日 (火) 16:16


15年前なんですか・・たまにInstagram拝見していました。一度催し場で偶然ミニライブに遭遇しましたが美しい方です。

〈拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう〉

 アンジェラ・アキ(45)自らが作詞・作曲を手掛けた『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』が大ヒットしたのは、15年前のことだ。2014年に音楽活動休止を発表した、黒縁眼鏡がトレードマークの歌姫。彼女はいま、どこで何をしているのだろう。

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デビュー前で持ち曲は約100

 英会話スクール「イーオン」社長の安藝(あき)清とイタリアアメリカ人の母親のもとに、徳島県板野町で生まれたアンジェラジョージ・ワシントン大学在学中に作詞・作曲を始め、卒業後はライブハウスで歌っていた。彼女に最初に取材した、ライターの内本順一氏が語る。

「25歳頃、日本に帰国。デビュー前にもかかわらず100曲程書き上げていて、どれも完成度が高かった。真面目で芯が強く、質問に『私はそうは思わない』とズバッと答えることもあり、とても新人とは思えなかった」

 知名度を上げたのは北海道ラジオ『FMノースウェーブ』。番組制作を手掛けた土橋孝多氏が言う。

「自主製作のアルバムを聴いて度肝を抜かれた。『挫折を知らない人に書ける歌詞じゃない』と。局で毎日のように流しました(笑)視聴者からのリクエストも増え、札幌でミニライブを開くといつも盛況でした」

 05年に『HOME』でメジャーデビューすると、翌年から6年連続でNHK紅白歌合戦』に出場するなど大ブレイク。08年の『手紙』は25万枚を超えるヒット作となった。プライベートでは音楽ディレクターの濱野太郎氏と結婚。12年には長男を出産した。

 しかし――。14年、突如、音楽活動の休止を発表。メディアから姿を消した。

音楽活動休止の真相とは?

 前出の内本氏が明かす。

「『手紙』のロングヒット以降、リリースに追われる生活に『疲れちゃった』と漏らしていた。スランプも重なり、『これまで独学でやってきたから、アメリカの大学でしっかり音楽教育を受けたい』と。作家の友人にミュージカルの共同制作の話を持ち掛けられたことも切っ掛けになったようです」

 同年秋、家族と渡米し、南カリフォルニア大学音楽学校に入学。2年間の学生生活の後、テネシーナッシュビルに拠点を移した。

 ミュージカル制作の傍ら、日本での仕事も再開。歌手への楽曲提供もその一つだ。由紀さおりが語る。

「『デビュー50周年を総括する曲を』と依頼したところ、『あなたにとって』という曲を作って下さいました。今はこの曲が私のコンサートエンディングの定番。歌詞カードを配って、会場の皆さんと一緒に歌って大団円を迎えるのですが、本当にあたたかい気持ちになるんです」

アンジェラが持ち続ける故郷の“徳島愛”

 彼女が持ち続けているのが故郷の“徳島愛”。阿波弁を操り、いまもしばしば徳島に帰っている。21年には、県立しらさぎ中学校の校歌を手掛けた。同校の仁宇拓夢教諭が言う。

「徳島の特色の『眉山』や『藍色』が歌詞に盛り込まれていたのも見事で、デモテープを聞いたときは職員一同感動でしたね。『いつか学校で一緒に歌いたい』とのメッセージも頂きました」

本人に取材を申し込むと返事をくれた

 休止の発表から9年、未だ自身の歌声は封印しているアンジェラ。昨年10月に出演したポッドキャスト番組では「アンジェラ・アキとしてまた歌いたい」「日本のミュージカルも今作ってて、楽しみにしておいて」と日本での活動再開を仄めかしていたが、いまの心境はどうなのか。本人に取材を申し込むと、ナッシュビルからメールで返事をくれたのだった。

 まず、現在の仕事については、こう説明。

ミュージカル制作のプロジェクトを進めながら、他のアーティストの方に楽曲提供をさせて頂くなど、作家としてのお仕事を中心にしています」

『手紙』が歌い継がれていることについては、

「この曲が私の手を離れて一人立ちし、聴いて下さる皆様のものとして、それぞれのストーリーに寄り添えているとしたら、それはこの上ない喜びです」

 最近は藤井風や、ヒップホップクルーYENTOWNのAwichの「音楽にパワーを貰っています」というアンジェラ。日本のファンにはこう綴った。

ミュージカルが完成した暁には、皆様にご報告が出来ると思いますし、色々な形で、またどこかでお会い出来ます事を心から楽しみにしています!」

 吉報の手紙が彼女から届くのはいつだろう。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年5月18日号)

眼鏡は実は伊達である


(出典 news.nicovideo.jp)