河瀬直美監督、東京オリンピック公式映画メインテーマの藤井風に感謝を述べる「すべてのものを愛で包む」
河瀨 直美(かわせ なおみ、1969年5月30日 - )は、日本の映画監督。奈良県出身・在住。平城遷都1300年記念事業協会評議員。なら国際映画祭エグゼクティブディレクターを務める。 メディア等では河瀬 直美とも表記される。 奈良県奈良市紀寺町出身。身長167cm。奈良市立一条高等学校卒業。中学時 16キロバイト (1,855 語) - 2022年5月9日 (月) 05:55 |
映画監督の河瀬直美氏(52)が23日、都内で行われた『東京2020オリンピック』の公式ドキュメンタリー映画『東京2020オリンピック SIDE:A』の完成披露舞台あいさつに登壇した。
【全身ショット】黒いシックなワンピースで登場した河瀬直美
『東京2020オリンピック SIDE:A』について「(記録された)5000時間の1コマ、1コマが人生です。地球の上に暮らす人類78億の人生が刻まれているかのような東京2020大会の記録をさせていただいたことは自分の人生にとってかけがえのない時間でした」としみじみ。「5000時間は、毎日24時間見ても相当な時間がかかる」と笑いながらも「夢中になりました。できるだけ客観的に物事を見つめようと思いました。この数ヶ月、その世界にどっぷりとつかった。私の眼差しが、この映画を作ったのだとすると、その映画は今の時代の人たちだけじゃなくて、100年、1000年先の子孫にちゃんと届いて、私たちはどんな立場にあっても、ちゃんと一生懸命生きていたというのを残したいと思いました」と語っていた。
メインテーマ「The sun and the moon」は、シンガーソングライター・藤井風が書き下ろした。自身の熱烈なオファーで担当が決まった河瀬監督は「最高です」とにっこり。「風さんはコロナ禍でオンラインで曲を私のもとに届けてくれた。コロナ禍でデビューされた、まだ若いアーティストなんですが、この人の歌う声や奏でるピアノ、そして歌詞の中に存在しているものはすべてのものを愛で包む」と話す。金メダルを目指して切磋琢磨するアスリートに触れ、そこには勝ち負けを超える愛みたいなものがある。それと風さんの歌がすべてを包み込んでくれる。ですからエンドクレジットの最後の最後まで愛がある。言葉にしてしまえばもしかしたら軽くなってしまうかもしれないですけど」とメインテーマの藤井に感謝していた。
表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:A』が6月3日、大会関係者・一般市民・ボランティア・医療従事者などの非アスリートたちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:B』が6月24日に公開。750日、5000時間、東京五輪を撮り続けた膨大な記録を元に、河瀨監督が総監督として、異なる視点から描く。

(出典 news.nicovideo.jp)
コメントする