29歳の誕生日を迎えた磯村勇斗、自分の言葉にしっかり責任が持てる30代に 理想の大人像も語る


磯村 勇斗(いそむら はやと、1992年9月11日 - )は、日本の俳優。静岡県沼津市出身。BLUE LABEL所属。 中学生の頃に自主制作した映画がきっかけで役者を目指す。 静岡県立沼津西高等学校在学中、芝居を学ぶために地元の劇団に入り舞台に立つ。その頃から、プロダクションや劇団に入ろうとしたが
43キロバイト (5,576 語) - 2021年11月19日 (金) 23:14


役柄が幅広く、今後の活躍も楽しみですね。

 『青天を衝け』『ヤクザと家族 The Family』『東京リベンジャーズ』『劇場版 きのう何食べた?』…2021年も幅広い作品で確かな演技力を発揮し続ける俳優の磯村勇斗。そんな輝きを増した一年の締めくくりに臨むのが、自身初の唐十郎作品への出演となる舞台『泥人魚』だ。不安やプレッシャーもあったという新たな挑戦を前に、現在の思いを聞いた。

【写真】磯村勇斗、スタイル抜群な全身ショット

◆初めての唐十郎ワールド試行錯誤の日々

 劇作家・唐十郎の傑作戯曲である本作は、2003年4月、「劇団 唐組」により初演され、読売文学賞戯曲・シナリオ賞、紀伊國屋演劇賞(個人賞)、鶴屋南北戯曲賞、読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。“唐十郎の集大成”とも称される名作で、今回が初演以来18年ぶりの上演となる。演出は、唐十郎と蜷川幸雄を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた劇団・新宿梁山泊主宰の金守珍。舞台では4作目の唐作品登場となる宮沢りえが主演を務め、愛希れいか、岡田義徳、六平直政、風間杜夫と実力と個性を兼ね備えたキャストが顔をそろえた。

 本作出演のオファーを「驚きましたし、正直不安やプレッシャーもありました」と振り返り、「戯曲自体もすぐに理解できる内容ではなく難解な部分もあるし、どう組み立てていこうか、どうやって演じていこうかという迷路に入っていく感じでした」と心境を吐露する磯村。インタビューは稽古開始間もなくのタイミングだったこともあり、まだ作品の世界観や役の本質をつかむのに試行錯誤を繰り返している様子で、作品の魅力も「やっといま徐々に見えてきたというか、少し感じてきているところ」だと話す。「社会的なテーマもありますけど、それを前面に出すのではなくて、そこに生きている人たちの思いとか憧れ、失ったもの、愛するものを大事にしている台本だなと感じました」と語る。

 本作を生み出した唐十郎の魅力を尋ねると、「爆発的な人なんだろうなと思います」との答えが。「セリフが、詩(うた)のように奏でていくような書き方をされているし、普通では考えられないというか、頭で考える方ではない方という印象があります」とも。「こういう台本は、チャレンジしたことがないので、(自分を)ぶつけてぶつけてやっと見えてくるものだと思います。(演出の)金さん自身も考えないでやったほうがつかみやすいとおっしゃっていたので、そういうところを早く見つけたいです」と意気込む。

◆「まとう空気が美しい」宮沢りえの輝きに魅了

 主演の宮沢と芝居で本格的に絡むのはほぼ初めて。宮沢が過去に出演した唐作品の資料映像も見たそうで、その輝きに魅了されたと話す。「役の世界を作り出すというか、まとう空気が美しかったです。目が魅力的だとも思いました。役に寄り添って作っていく方だと思うので、観ていてすごくすてきな俳優さんだなと思います」と印象を教えてくれた。「風間さんとはドラマで一度ご一緒したことがありますが、かなりエネルギーのある方ですし、何が飛んでくるか分からない面白さがあります。愛希さんも元宝塚の方ということで、そこでしか出せない魅力を持っていると思うので楽しみにしています」と多彩な共演陣に刺激を受けている。

 磯村にとって本作は2年ぶりの舞台出演。舞台の魅力を聞くと「俳優として参加する以上は、映画もドラマも舞台もスタンスは同じですが、舞台はエネルギーをものすごく放出する空間だと感じています。かなりの集中力と体力が必要だと思いますし、とても神聖であり、怪物が潜んでいる世界だとも思うので、ドキドキします」と語る。「(舞台は)できあがったものをお客さんに観ていただく時が一番楽しいと思うので、それまでは本当にずっと闘っていくっていう感じですかね」と話しつつ、「唐さんの戯曲で、演じる皆さんもすてきな俳優さんばかりです。劇場に足を運んでくださる方々がいい作品を観れたなと思って2021年を終わってもらえるような時間や空間を提供できるよう、稽古を頑張っていきたいと思います」と決意も新たに。

◆似たような役ばかりやらないように心掛ける

 徳川第14代将軍から、兄貴分を慕う半グレ、純朴な刑事に“ジルベール”系同性愛者の美少年まで、磯村が体現する役どころは幅広く、かつそのどれもが抜群の存在感を放つ。そうした役柄の多様さという強みを本人はどのように感じているのだろう。自身の中で、乗れる役というものはあるのだろうか? 「強みとかは思ったことはないですね。幅広いように感じていただけているだけで…。ただ、似たような役ばかりをやらないということは俳優として心掛けてはいます。悪い人であろうが、いい人であろうが、気分が乗るときはありますし、乗らないときもありますね。それが偏っているわけではないので、自分にハマる時は乗れるという感じでしょうか」といたって自然体だ。

 磯村勇斗には“ワル”がよく似合うという声も聞こえるが、「どうでしょう?(笑) もともと僕がヤクザだったっていうこともあるんですかね? あ、冗談ですけどね(笑)。不良には男のロマンが詰まっているというか、悪いことをしている人もいますけど、かっこいいじゃないですか、男として。自分の中であるんですよね、理想というか、自分がなってみたいという思いが」と分析する。

◆30代は自分の言葉に責任を持てる大人に

 そんな磯村も先日29歳の誕生日を迎えた。「あっという間でした」という20代を送り、いよいよ迎える30代は「30代になってからが、自分のやりたいことができる気がするので、20代よりもいろいろと自由に楽しんで、自分のやりたいことを見つけていけたらいいなと思います」と目を輝かせる。理想の大人像を尋ねると「三島由紀夫さんですかね(笑)。あれくらいカリスマ的な人って今の日本にいないというか、見たことがないので…。政治的なことではなく、偽りのない自分の言葉で世の中と闘える人、仕事に対して闘える人っていうのはかっこいいなと思うんですよね。自分の言葉にしっかり責任を持った大人になっていきたい」ときっぱり。

 出演作が途切れず、忙しい毎日を送るが「家に帰っても台本覚えなきゃとか、仕事のこと、役のことを考える時間の方が圧倒的に多い」という。「サウナに無理やり行ってリセットするとか、ゲームをぽけーっとやったりすることでオフを作ったり」しているそうだ。

 「観るというよりは心で感じてもらいたい作品なので、あまり難しく考えずにフラットな気持ちで見てほしい」という『泥人魚』での経験を通して、これからも、さらに輝きの増した新しい磯村勇斗に出会うことができそうだ。(取材・文:編集部 写真:高野広美)

 COCOON PRODUCTION 2021『泥人魚』は、12月6~29日、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演。

磯村勇斗  クランクイン! 写真:高野広美


(出典 news.nicovideo.jp)



磯村勇斗さんは、肩幅広くすらっとしたスタイルも魅力的です。


スーツ姿もピックアップ